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(岩手県歯科技工士会生涯研修会:自由課程)
日時:平成28年3月13日 10:00~12:00
場所:岩手県歯科医師会館(大ホール)
参加費・無 料
メインテーマ:「義歯管理について」
(歯科医師会)
講演・「外来での義歯の予後管理」
講師・遠藤 義樹 先生
(歯科衛生士会)
講師・岡崎 淳子 先生
講演・「義歯の管理について~歯科衛生士からのお願い~」
(歯科技工士会)
講演・「感染症予防における義歯の管理法」
講師・藤原 伸一郎 先生
(座長)
児玉 厚三 先生(歯科医師)
申し込み締切:3月10日(木)厳守
お申込・お問合せ
Fax申込専用申込用紙、または℡(019-654-5486)、メール(info@iwasigi.jp)にて,
お申込みください。
【講師抄録】
講演:「外来での義歯の予後管理」
講師:「 遠藤 義樹(よしき歯科クリニック 歯科医師)」
・抄録
2011年にAmerican College of Prosthodontists (ACP)が総義歯に関連する一般臨床家向のガイドラインを出版し,総義歯治療とそのメイテナンスに関連した14のトピックスに関する文献検索結果から,推奨される義歯治療とその管理方法を解説しています.また(公社)日本補綴歯科学会では,2012年に岩手県歯科医師会を含む全国8歯科医師会に所属する歯科医師を対象にアンケート調査を行い,その回答をキーワードにより35のカテゴリーに分類した上で,回答数の多かった臨床的疑問点(Clinical Question : CQ)をカテゴリーの代表として,診療ガイドライン委員会委員ならびに診療ガイドライン委員会有床義歯エキスパートパネルが推奨・解説文を策定し,報告しています.
そこで今回は,(公社)日本補綴歯科学会が策定した義歯管理に関する臨床的エビデナスをもとに,外来での義歯管理の観点から,1.義歯安定剤は有効か? 2.義歯清掃に義歯ブラシは有効か? 3.義歯洗浄剤の使用はバイオフィルムの除去に有効か? 4.就寝時,義歯は外すべきか? 5.義歯は水中保管するべきか? の5つのCQについて,実際の具体的な臨床例を交えてお話させて頂きます.
・プロフィール
1961年 東京都生まれ
1986年 岩手医科大学歯学部卒業
1991年 岩手医科大学大学院修了(歯学博士)
2000年 岩手医科大学 講師(歯科補綴学第一講座)
2005年 岩手県盛岡市開業
2012年 岩手医科大学歯学部臨床教授
日本補綴歯科学会 指導医, 専門医,日本歯周病学会,
APS(American Prosthodontic Society) active member,
JPDA(Japan Plate Denture Association)会員,
講演:「義歯の管理について―歯科衛生士からのお願い―」
講師:「岡崎 淳子(国民健康保険安代診療所 歯科衛生士)」
・抄録
現在の診療所に歯科衛生士として復職して早10年目に入りました。歯科衛生士として、患者様方に義歯の取り扱いについてお話をするたびに「わかりやすく」を心掛け、義歯のお手入れをお願いしています。
訪問している10年以上前より関わっている老人介護施設では、職員の方々に利用者様方のお口に興味を持ってもらえる様、お話をしています。そのかいあってか最近「衛生士さんにちょっとお聞きしたい」とお口についての質問を受けるようになりました。
介護職員をはじめ多職種の方々と連携し、少しでも要介護者の皆様に役に立てるお話が出来るよう仕事をしているつもりです。
本日は、私が診療所において行っている「義歯管理について」のお話をしたいと思います。
・プロフィール
1983年 県立衛生学院歯科衛生士学科 卒業
国民安代診療所歯科 勤務(~1988年)
2007年 再び国民安代診療所 歯科 勤務 現在に至る
講演・「感染症予防における義歯の管理法」
講師・[藤原 伸一郎 (㈱FKデンタル 歯科技工士)」
・抄録
従来から歯科技工士がおける感染症対策への認識は直接患者に接触しないことから未だ低い傾向にある。このため重要視されることも少なく疎かにされ易く汚染の拡大につながることも考えられる。感染症への、対策は診療域と技工域の両者が信頼、協力し感染経路を断ち切る必要がある。私達、歯科技工士は医療チームの一員である自覚と、責任を持ち補綴物の制作、保管、搬出においてどのように取り組むべきかを考える。
・プロフィール
1988年 東北歯科専門学校卒業
1988年 ㈱FKデンタル就職
2015年 (一社)岩手県歯科技工士会 専務理事 現在に至る
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